• 検索結果がありません。

IRライブラリー | Daitron[ダイトロン株式会社]

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "IRライブラリー | Daitron[ダイトロン株式会社]"

Copied!
24
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ダイトロン会社情報

(2017年12月31日現在)

グループ会社情報

(2017年12月31日現在)

IRに関するお問い合わせは

本社

〒532-0003 大阪市淀川区宮原4丁目6番11号

TEL:

(06)6399-5952 FAX:

(06)6399-5962

▲ 本社

従 業 員 数

事 業 内 容

グループ会社

ダイトロン株式会社 (英文名 Daitron Co., Ltd.)

1952(昭和27)年6月24日

代表取締役社長 前 績行

22億70万8,560円

763名 (連結)

本社

大阪

本部

東京

営業拠点

宇都宮・茨城・東京・国立・横浜・松本・静岡・名古屋・金沢・

京都・大阪・神戸・広島・福岡・熊本・台北(台湾)

・マニラ(フィリピン)

物流センター 大阪・国立

工場

多摩・羽島・一宮・金沢・栗東・亀岡

電子部品&アセンブリ商品、半導体、エンベデッドシステム、

電源機器、画像関連機器・部品、情報システム、半導体・FPD製造装置、

電子部品製造装置 等の製造・販売

上記製品の輸出入業務

連結グループ会社9社(うち海外7社)

九州地区を中心としたケーブルハーネス・ユニット組配・基板実装の組立加工

各種産業用ケーブルハーネス・ユニット組配の設計製作

北米市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の製造・販売

韓国・東アジア市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の販売・輸出入

香港及び中国華南市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の販売・輸出入

中国市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の販売・輸出入

電子機器及び部品等の販売に関するコンサルティング業務

マレーシア及び東南アジア市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の販売・輸出入

タイ及び東南アジア市場を対象とした電子機器及び部品、半導体製造装置の販売・輸出入

鷹和産業株式会社

ダイトテック株式会社

DAITRON INC.

DAITRON(KOREA)CO., LTD.

大都電子(香港)有限公司

大途電子(上海)有限公司

大途電子諮詢(深圳)有限公司

DAITRON(MALAYSIA)SDN. BHD.

DAITRON(THAILAND)CO., LTD.

証券コード:7609

Investors Guide

(2)

Long-term Vision

長期ビジョン

Creator

for the

NE

X

T

エレクトロニクス業界を担う企業として、

グループのネットワークを活かし、

新しい価値をクリエイトする

決意の表明

E

Engineering

Network

N

(

Synergy

)

X

Trading

T

新グループ・ステートメント

新ステートメントには、対外的なメッセージと社内的なメッセージの2つの思いも込められています。

対外的には、

「グローバルな観点で市場を捉え、お客様ニーズの一歩先の価値観を創造し、提供す

る」という意志を表明しています。

また、社内に対しては、

「常に次なる事業を創造し、

さらなる成長のステージへ挑戦する」というスピ

リットを表明しています。

顧客から見た場合「頼もしく」、仕入れ先から見た場合「安心感」のある

商社の「ダイナミズム」とメーカーの「可能性・着実性」を併せ持った

業界の中で常に異彩を放つユニークな存在であり続けること、一人ひとりの社員を大事にする

組織であり続けることは、これまでもこれからも変わらない当社グループの経営姿勢です。これに

加え、

「製販融合」の新たな文化を築き上げ、さらなる

“団結”のパワーを増幅させていきます。

新生・ダイトロングループは、グループ全社一丸となってこの“目指す姿”

を追求してまいります。

目指す姿

製販融合の他に類を見ないユニークな企業

業界にとってなくてはならない特徴ある技術・製品を有する企業

社員にとって働き甲斐があり、誇りに思える企業

一致団結の強さと同時に自律能動的に動く組織

新たな長期ビジョンを明確に示し、

       の実現を目指す。

1,000億円企業

 2017年1月1日、商社である当社と2社の製造子会社を合併し、

「ダイトロン株式会

社」が新たなスタートを切りました。60年以上に及ぶ商社としての歩みに区切りを付け、別

会社として運営してきた製造部門を完全に取り込み、商社のノウハウとメーカーの技術・

開発力を融合することで新たな価値の創造にチャレンジしていく道を選択しました。

 この船出に当たり、当社グループは今後、売上・利益の成長本格化を図り、

「1,000億

円企業」の実現を目指していくという長期ビジョンを示しました。そして、これを実現していく

ための基礎として、新たなステートメントの策定と目指す姿の具体的な規定を行いました。

(3)

長期ビジョン

エレクトロニクス業界を担う企業として、

グループのネットワークを活かし、

新しい価値をクリエイトする

決意の表明

(

)

新グループ・ステートメント

新ステートメントには、対外的なメッセージと社内的なメッセージの2つの思いも込められています。

対外的には、

「グローバルな観点で市場を捉え、お客様ニーズの一歩先の価値観を創造し、提供す

る」という意志を表明しています。

また、社内に対しては、

「常に次なる事業を創造し、

さらなる成長のステージへ挑戦する」というスピ

リットを表明しています。

顧客から見た場合「頼もしく」、仕入れ先から見た場合「安心感」のある

商社の「ダイナミズム」とメーカーの「可能性・着実性」を併せ持った

業界の中で常に異彩を放つユニークな存在であり続けること、一人ひとりの社員を大事にする

組織であり続けることは、これまでもこれからも変わらない当社グループの経営姿勢です。これに

加え、

「製販融合」の新たな文化を築き上げ、さらなる

“団結”のパワーを増幅させていきます。

新生・ダイトロングループは、グループ全社一丸となってこの“目指す姿”

を追求してまいります。

目指す姿

製販融合の他に類を見ないユニークな企業

業界にとってなくてはならない特徴ある技術・製品を有する企業

社員にとって働き甲斐があり、誇りに思える企業

一致団結の強さと同時に自律能動的に動く組織

新たな長期ビジョンを明確に示し、

       の実現を目指す。

1,000億円企業

 2017年1月1日、商社である当社と2社の製造子会社を合併し、

「ダイトロン株式会

社」が新たなスタートを切りました。60年以上に及ぶ商社としての歩みに区切りを付け、別

会社として運営してきた製造部門を完全に取り込み、商社のノウハウとメーカーの技術・

開発力を融合することで新たな価値の創造にチャレンジしていく道を選択しました。

 この船出に当たり、当社グループは今後、売上・利益の成長本格化を図り、

「1,000億

円企業」の実現を目指していくという長期ビジョンを示しました。そして、これを実現していく

ための基礎として、新たなステートメントの策定と目指す姿の具体的な規定を行いました。

(4)

 経営環境は、内外ともに良好な状況にあります。内部環境は、前

述の通り事業構造改革によって安定した収益体質が根付くととも

に、2017年1月の3社合併による新生「ダイトロン株式会社」の発

足とその後のシナジー最大化に向けた様々な取り組みによって社

員のモチベーションも大きく高まっております。また、外部環境につい

ても、ビッグデータ活用やIoTの本格化、自動車の電装化・EV化・自

動運転化、AI(人工知能)の進化など、あらゆる産業界でエレクトロ

ニクス化が進行する時代が到来したことで、半導体需要はかつての

シリコンサイクルから脱却し、非常に安定感のある成長市場へと変

化してきました。

 こうした好機を捉え、当社グループは、9Mにおける6つの基本戦

略(P5-6参照)

をより積極的に推し進め、成果拡大の早期化を図っ

てまいります。そのための経営基盤として、2018年は特に、次の2つ

の整備・強化を図ってまいります。

 第一は海外ビジネスです。基本戦略の一つ「海外ビジネス展開

の強化」は、前々中計(7M)から追求しておりますが、前中計(8M)

で成長のための基盤が整ってきたこともあり、2017年の海外売上

高は前年比37.6%増と大幅に伸長しました。これを受け、海外ビジ

ネス展開に一層の推進力を加えるべく、2018年1月付にて「海外

事業本部」を設置しました(M&Sカンパニー内の1部門から独立し

た事業本部に昇格)。

 第二は生産体制です。当社グループの基幹工場として2016年

10月に立ち上げた「中部第一工場」は、主に電子機器・部品関連

の量産を担っております。次のステップとして、製造装置関連の生

産を担う「中部第二工場」を2018年中に完成させるべく、準備を進

めております。また、2017年12月には、当社取引先より事業承継

し、各種産業用ケーブルハーネス・ユニット組配の設計製作を行う

子会社「ダイトテック」

(広島)

を設立しました。オリジナル製品のライ

ンナップ充実に向けた体制強化を更に進めております。

 2017年1月の新生「ダイトロン株式会社」始動以来、人材・組

織・機能のあらゆる面で

“製販融合”

による

“新たな価値の創造”

に取

り組んでおります。

 第一に、合併前の3社に分かれていた技術開発関連部門を統合

し、

「技術本部」

(仮称)

を9M期間中に立ち上げるべく準備を進めて

おります。分散していた情報(顧客ニーズや技術情報など)

を一元化

し、

“技術の融合”

を図ることで新たな市場開拓を目指します。

 第二に、

“人材の融合”

を推し進めてまいります。3社合併によって

“製”

“販”

の優れた人材の交流をよりスムーズに行える環境が整い

ましたので、今後これを加速させ、最終的には

“マーケティング力と技

術開発力の融合”

へと結びつけてまいります。

 こうした取り組みによって当社グループは世の中に

“新たな価値”

を生み出し、これによって成長を加速させ経営を次のステージへと押

し上げてまいります。

 株主・投資家の皆様には、引き続きご支援のほどお願い申し上

げます。

 第9次中期経営計画(9M)の初年度である2017年度は、4期

連続で増収増益となり、

“持続的成長”軌道を確保しております。特

に、営業利益については4期連続で二桁超えの成長が続いており、

収益力がかなり強化されてきていると実感しております。

 近年の業績伸長をリードしているのは、主に、半導体、自動化、

IoTの3つのキーワードに関連した事業の拡大です。

“半導体”

につ

いては、

「中国製造2025」

*1

の取り組みが始まったこともあり、半導

体材料メーカーやメモリメーカーの設備投資が世界的に非常に旺

盛な状況となっております。

“自動化”

については、その波があらゆる

業界の製造現場に押し寄せる中、マシンビジョン

*2

をはじめとした画

像関連設備・機器などの引き合いが急速に拡大しております。

“IoT”

については、今や様々なモノがインターネットとつながる時代となり、

モノの情報をキャッチするためのセンサー関連への投資、モノの情

報が集められる場所であるデータセンターへの投資などが活発化し

ております。

 また、近年の営業利益の大幅な向上には、主に2つの要因があ

ります。第一に、先行投資を行っていた新規事業部門の収益化で

す。たとえば、2014年に新規プロジェクトとして立ち上げた電源設

備関連事業は、2016年には「グリーン・ファシリティー部」として組

織化され、利益を生み出す部署へと成長しております。第二に、海

外ビジネスの収益力アップです。これには、電子機器・部品の構成

比を高める事業構造改革により収益の安定感が増してきたこと、

製造装置関連の需要が拡大傾向にあること、そして、ローカル企

業との取引(アウト−アウトビジネス)が軌道に乗ってきたことなど

が背景にあります。

 当社グループでは、8Mまでは、売上・利益の持続的な成長を可

能とするための基盤づくりに専念してまいりました。そして、9Mから

は、売上・利益の成長を本格化させ、早期に過去最高実績(2006

年度)

を越えて長期ビジョン「1,000億円企業」の足掛かりを築いて

いく方針です。

 まずは過去最高実績を越える時期ですが、これは、9Mの2年目と

なる2018年度での達成を目指してまいります。2018年2月7日公

表の通り、2018年度の連結業績予想は売上高565億円、営業利

益28億円と、過去最高実績を越える見込みです。

 そしてその後も、売上・利益の両方で過去最高を更新し続けたい

と思います。特に、売上の規模拡大が進んでも、決して利益(付加価

値)

を下げない高収益構造を築いていくことが肝要であると認識して

おります。業容拡大と付加価値重視の経営を両立することは決して

容易なことではございませんが、

「1,000億円企業」実現のための最

重要テーマと捉え、グループ一丸となって取り組んでまいります。

製販融合路線の追求で “新たな価値創造”を実現させ、次の成長ステージを目指す。

9M初年度は、4期連続の増収増益。

9Mの2年目で、過去最高実績を越える。

9M基本戦略の推進を積極化。

「製販融合路線」の深化を図る。

中 長 期 目 標

*1 「中国製造2025」(Made in China 2025):

中国政府(国務院)が主導する、2049年の中華人民共和国建国100周年までに「世界の製造大 国」としての地位を築くことを目標に掲げた、3度にわたる10カ年計画の取り組み。

*2 「マシンビジョン」:

製造現場において、人の目の代わりにコンピュータが画像を認識し、自動検査、プロセス制御、ロボッ トのガイドなどを自動的に行うシステム。

売上・利益とも過去最高実績を

越えて更に先の成長を目指す

全てのステークホルダーの

期待に応える

エクセレントカンパニーへ

「1,000億円企業」の実現へ

To Our Investors

投資家の皆様へ

前 績行

代表取締役社長

エレクトロニクス業界の

技術立社として独自進化

NEW DAITRON 2020

∼新たな第一歩を!∼

2017∼2020年度

9

M

第9次中期経営計画

9Mスローガン

3社統合効果

(シナジー)

の最大化

製販融合路線の追求

成長性重視の戦略展開

「製販融合路線」により更なる成長を目指す

実行

ダイトロン

株式会社

始動!

2016年に行った

2つの大きな経営判断

2017年1月∼

中部工場

完成&

稼働!

2016年11月∼

1

基幹工場の

新設

2

当社と2社の国内製造

子会社との

(5)

 経営環境は、内外ともに良好な状況にあります。内部環境は、前

述の通り事業構造改革によって安定した収益体質が根付くととも

に、2017年1月の3社合併による新生「ダイトロン株式会社」の発

足とその後のシナジー最大化に向けた様々な取り組みによって社

員のモチベーションも大きく高まっております。また、外部環境につい

ても、ビッグデータ活用やIoTの本格化、自動車の電装化・EV化・自

動運転化、AI(人工知能)の進化など、あらゆる産業界でエレクトロ

ニクス化が進行する時代が到来したことで、半導体需要はかつての

シリコンサイクルから脱却し、非常に安定感のある成長市場へと変

化してきました。

 こうした好機を捉え、当社グループは、9Mにおける6つの基本戦

略(P5-6参照)

をより積極的に推し進め、成果拡大の早期化を図っ

てまいります。そのための経営基盤として、2018年は特に、次の2つ

の整備・強化を図ってまいります。

 第一は海外ビジネスです。基本戦略の一つ「海外ビジネス展開

の強化」は、前々中計(7M)から追求しておりますが、前中計(8M)

で成長のための基盤が整ってきたこともあり、2017年の海外売上

高は前年比37.6%増と大幅に伸長しました。これを受け、海外ビジ

ネス展開に一層の推進力を加えるべく、2018年1月付にて「海外

事業本部」を設置しました(M&Sカンパニー内の1部門から独立し

た事業本部に昇格)。

 第二は生産体制です。当社グループの基幹工場として2016年

10月に立ち上げた「中部第一工場」は、主に電子機器・部品関連

の量産を担っております。次のステップとして、製造装置関連の生

産を担う「中部第二工場」を2018年中に完成させるべく、準備を進

めております。また、2017年12月には、当社取引先より事業承継

し、各種産業用ケーブルハーネス・ユニット組配の設計製作を行う

子会社「ダイトテック」

(広島)

を設立しました。オリジナル製品のライ

ンナップ充実に向けた体制強化を更に進めております。

 2017年1月の新生「ダイトロン株式会社」始動以来、人材・組

織・機能のあらゆる面で

“製販融合”

による

“新たな価値の創造”

に取

り組んでおります。

 第一に、合併前の3社に分かれていた技術開発関連部門を統合

し、

「技術本部」

(仮称)

を9M期間中に立ち上げるべく準備を進めて

おります。分散していた情報(顧客ニーズや技術情報など)

を一元化

し、

“技術の融合”

を図ることで新たな市場開拓を目指します。

 第二に、

“人材の融合”

を推し進めてまいります。3社合併によって

“製”

“販”

の優れた人材の交流をよりスムーズに行える環境が整い

ましたので、今後これを加速させ、最終的には

“マーケティング力と技

術開発力の融合”

へと結びつけてまいります。

 こうした取り組みによって当社グループは世の中に

“新たな価値”

を生み出し、これによって成長を加速させ経営を次のステージへと押

し上げてまいります。

 株主・投資家の皆様には、引き続きご支援のほどお願い申し上

げます。

 第9次中期経営計画(9M)の初年度である2017年度は、4期

連続で増収増益となり、

“持続的成長”軌道を確保しております。特

に、営業利益については4期連続で二桁超えの成長が続いており、

収益力がかなり強化されてきていると実感しております。

 近年の業績伸長をリードしているのは、主に、半導体、自動化、

IoTの3つのキーワードに関連した事業の拡大です。

“半導体”

につ

いては、

「中国製造2025」

*1

の取り組みが始まったこともあり、半導

体材料メーカーやメモリメーカーの設備投資が世界的に非常に旺

盛な状況となっております。

“自動化”

については、その波があらゆる

業界の製造現場に押し寄せる中、マシンビジョン

*2

をはじめとした画

像関連設備・機器などの引き合いが急速に拡大しております。

“IoT”

については、今や様々なモノがインターネットとつながる時代となり、

モノの情報をキャッチするためのセンサー関連への投資、モノの情

報が集められる場所であるデータセンターへの投資などが活発化し

ております。

 また、近年の営業利益の大幅な向上には、主に2つの要因があ

ります。第一に、先行投資を行っていた新規事業部門の収益化で

す。たとえば、2014年に新規プロジェクトとして立ち上げた電源設

備関連事業は、2016年には「グリーン・ファシリティー部」として組

織化され、利益を生み出す部署へと成長しております。第二に、海

外ビジネスの収益力アップです。これには、電子機器・部品の構成

比を高める事業構造改革により収益の安定感が増してきたこと、

製造装置関連の需要が拡大傾向にあること、そして、ローカル企

業との取引(アウト−アウトビジネス)が軌道に乗ってきたことなど

が背景にあります。

 当社グループでは、8Mまでは、売上・利益の持続的な成長を可

能とするための基盤づくりに専念してまいりました。そして、9Mから

は、売上・利益の成長を本格化させ、早期に過去最高実績(2006

年度)

を越えて長期ビジョン「1,000億円企業」の足掛かりを築いて

いく方針です。

 まずは過去最高実績を越える時期ですが、これは、9Mの2年目と

なる2018年度での達成を目指してまいります。2018年2月7日公

表の通り、2018年度の連結業績予想は売上高565億円、営業利

益28億円と、過去最高実績を越える見込みです。

 そしてその後も、売上・利益の両方で過去最高を更新し続けたい

と思います。特に、売上の規模拡大が進んでも、決して利益(付加価

値)

を下げない高収益構造を築いていくことが肝要であると認識して

おります。業容拡大と付加価値重視の経営を両立することは決して

容易なことではございませんが、

「1,000億円企業」実現のための最

重要テーマと捉え、グループ一丸となって取り組んでまいります。

製販融合路線の追求で “新たな価値創造”を実現させ、次の成長ステージを目指す。

9M初年度は、4期連続の増収増益。

9Mの2年目で、過去最高実績を越える。

9M基本戦略の推進を積極化。

「製販融合路線」の深化を図る。

中 長 期 目 標

*1 「中国製造2025」(Made in China 2025):

中国政府(国務院)が主導する、2049年の中華人民共和国建国100周年までに「世界の製造大 国」としての地位を築くことを目標に掲げた、3度にわたる10カ年計画の取り組み。

*2 「マシンビジョン」:

製造現場において、人の目の代わりにコンピュータが画像を認識し、自動検査、プロセス制御、ロボッ トのガイドなどを自動的に行うシステム。

売上・利益とも過去最高実績を

越えて更に先の成長を目指す

全てのステークホルダーの

期待に応える

エクセレントカンパニーへ

「1,000億円企業」の実現へ

投資家の皆様へ

前 績行

代表取締役社長

エレクトロニクス業界の

技術立社として独自進化

NEW DAITRON 2020

∼新たな第一歩を!∼

2017∼2020年度

9

M

第9次中期経営計画

9Mスローガン

3社統合効果

(シナジー)

の最大化

製販融合路線の追求

成長性重視の戦略展開

「製販融合路線」により更なる成長を目指す

実行

ダイトロン

株式会社

始動!

2016年に行った

2つの大きな経営判断

2017年1月∼

中部工場

完成&

稼働!

2016年11月∼

1

基幹工場の

新設

2

当社と2社の国内製造

子会社との

(6)

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

NEW DAITRON 2020

∼新たな第一歩を!∼

40,552

36,067

34,899

38,702

43,214

44,932

51,684

2,522

2,522

914

914

345

345

138

138

774

774

1,542

1,542

1,910

1,910

7M

(三カ年)

8M

(三カ年)

9M

(四カ年)

事業構

造の変

革を推

進&加

売上

・利

益の

成長

本格

化へ

2020

数値目標

売上・利益ともに

持続的な成長により

過去最高実績を越えて

更に先の成長を目指す

長期ビジョン

の実現に向け、製販融合路線を目指す新たな枠組みのもとで

3社統合効果(シナジー)の最大化を図る

次の経営ステージに向けた事業構造関連指標

2017年は、両指標ともに着実に向上

成長性重視の

事業再構築を推進

オリジナル製品開発の

強化

海外ビジネス展開の

強化

マーケティング力&

営業力の向上

生産部門の統合強化

組織力&人材力の強化

オートモーティブ: ADAS,EV関連で事業拡大

メディカル: 製薬業界、消耗品関連の事業拡大

ロボティクス: 市場拡大するグローバル化への対応

汎用半導体の取扱いを拡大し、顧客の企画・設計段階からアプローチ

する事でダイトロン全取扱商品の提案を推進し、売上規模や顧客層の

拡充を図る

ジョブローテーション、キャリアパス制度により人材育成や活性化を図る

リスクマネジメントの強化

海外事業本部(独立組織)設置により、グローバル化の更なる推進

独自技術・現行ラインナップ製品のブラッシュアップ

仕入先との連携強化によるラインナップの充実

ダイトテック株式会社の立ち上げ

2018年の重点施策

基本戦略

オリジナル製品売上高比率

中期経営計画(9M)の方針・戦略・施策

売上高/営業利益

目標とする経営指標

1

2

3

4

5

6

基本方針

基本戦略と2018年の重点施策

50

4

以上

8

以上

自己資本比率

ROA

ROE

中部第一工場: 各事業(電源、航空機、車両、自動車)の早期収益化

中部第二工場の竣工・稼働(2018年中目標)

*「長期ビジョン」については、

P1 P2

参照

2016実績

24.0

2020目標

30.0

2020目標

30.0

海外売上高比率

2016実績

16.3

Overview of New Mid-term Management Plan

新中期経営計画(9M)の概要

2017実績

24.2

2017実績

(7)

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

NEW DAITRON 2020

∼新たな第一歩を!∼

40,552

36,067

34,899

38,702

43,214

44,932

51,684

2,522

2,522

914

914

345

345

138

138

774

774

1,542

1,542

1,910

1,910

7M

(三カ年)

8M

(三カ年)

9M

(四カ年)

事業構

造の変

革を推

進&加

売上

・利

益の

成長

本格

化へ

2020

数値目標

売上・利益ともに

持続的な成長により

過去最高実績を越えて

更に先の成長を目指す

長期ビジョン

の実現に向け、製販融合路線を目指す新たな枠組みのもとで

3社統合効果(シナジー)の最大化を図る

次の経営ステージに向けた事業構造関連指標

2017年は、両指標ともに着実に向上

成長性重視の

事業再構築を推進

オリジナル製品開発の

強化

海外ビジネス展開の

強化

マーケティング力&

営業力の向上

生産部門の統合強化

組織力&人材力の強化

オートモーティブ: ADAS,EV関連で事業拡大

メディカル: 製薬業界、消耗品関連の事業拡大

ロボティクス: 市場拡大するグローバル化への対応

汎用半導体の取扱いを拡大し、顧客の企画・設計段階からアプローチ

する事でダイトロン全取扱商品の提案を推進し、売上規模や顧客層の

拡充を図る

ジョブローテーション、キャリアパス制度により人材育成や活性化を図る

リスクマネジメントの強化

海外事業本部(独立組織)設置により、グローバル化の更なる推進

独自技術・現行ラインナップ製品のブラッシュアップ

仕入先との連携強化によるラインナップの充実

ダイトテック株式会社の立ち上げ

2018年の重点施策

基本戦略

オリジナル製品売上高比率

中期経営計画(9M)の方針・戦略・施策

売上高/営業利益

目標とする経営指標

1

2

3

4

5

6

基本方針

基本戦略と2018年の重点施策

50

4

以上

8

以上

自己資本比率

ROA

ROE

中部第一工場: 各事業(電源、航空機、車両、自動車)の早期収益化

中部第二工場の竣工・稼働(2018年中目標)

*「長期ビジョン」については、

P1 P2

参照

2016実績

24.0

2020目標

30.0

2020目標

30.0

海外売上高比率

2016実績

16.3

新中期経営計画(9M)の概要

2017実績

24.2

2017実績

(8)

Overview of Basic Strategies

基本戦略の概要

 「売上と利益の成長」を本格化させるべく、今後、当社グループが手掛けていく事業領域については、

“成長性”

を基軸とした選択と

集中を図っていく方針を、より徹底していきます。

 この考え方に立って、既存顧客との間で開発が進んでいる新たな市場や、新たに挑戦する新規事業分野なども含めて、すべての

事業を、

「高成長」

「安定成長」

「収益改善」の3つに分類、その上で、より大きな成長性が期待される事業を中心に投資を行っていく

「投資バランス最適化」を推し進めていきます。

 成長が有望視される新市場として、

「オート

モーティブ」 「メディカル」 「インフラ」 「ロボ

ティクス」 「航空宇宙」等の領域開発を積極的

に推し進めていきます。

 引き続き事業ポートフォリオの再構築に取り

組み、安定成長基盤づくりの一翼を担っていき

ます。

IoT

は、当社グループの既存事業

分野においても、新たに開発を進め

ている市場においても、重要な技術と

して急速な広がりを見せています。当

社グループは今後、

IoT

関連分野」

を新規事業として明確に捉え、進出を

強力に推し進めていきます。

自動車業界におけるこれまでの実績を基礎

に、車載関連製品から設備関連製品まで幅

広く取り扱い、国内外の自動車メーカーおよ

び自動車部品メーカーに対する事業拡大を

図る。

塗装色検査装置(測定イメージ) 3D形状計測装置

スイッチング電源をはじめとした高品質・高機

能製品の実績を基礎に、医療の安全性(医療

感染防止)の観点から拡大が見込まれるディ

スポーザブル市場を新たな有力市場として着

目し、新規開拓を図る。

医療用カート スイッチング電源

BEMSやHEMSなどに代表されるスマートグ

リッド市場の可能性に着目し、電力会社・ゼネ

コン・ハウスメーカー等を新たな有力ターゲット

と捉え、インフラとマイクログリッドの両面展開

による事業創造を図る。

PCボード 産業用カスタムPC

今後様々な分野での参入が見込まれ、進化

発展していくと予想されるロボット産業におい

て、従来の既存製品のみならず、設備関連製

品まで幅広い製品を取り扱うことで事業拡大

を図る。

ロボ・バウアー(可動用光ファイバ) カスタム電源 3Dスキャナー 電線・ハーネス

愛知・岐阜地域は航空・宇宙分野の世界三

大拠点となることが期待され、当社も2016年

11月に稼働した中部工場を中心に航空・宇

宙分野における高機能ハーネスの更なる事業

拡大を図る。

ネットワーク

データセンター

ビッグデータ処理

センサー

ゲートウェイ

ソフトウェア 等

IoT

関連分野における

主なターゲット領域

IoT

デバイス

センサー

アクチュエーター

など

新規事業として、IoT関連分野への進出を強化

ネットワーク

ゲートウェイ

人工知能

(AI)

データセンター

ビッグデータ

処理

ソフトウェア

インターネット

(クラウド)

メンテナンス関連業務の

主なサービス

成長性重視の事業再構築を推進

基本戦略

1

成長性が有望視される新市場開発を推進

オートモーティブ

メディカル

インフラ

ロボティクス

航空宇宙

「電源設備関連事業」を新たな収益部門として確立

UPSシステムの特徴

電源設備関連マーケットにおけるワンストップソリューション体制の構築

UPSシステムの販売

導入コンサルティング&

技術サポート

保守メンテナンス

設計&エンジニアリング

(製品カスタマイズを含む)

3Dスキャナー 電線・ハーネス

 前中期経営計画からの積極

的な営業開拓が奏功し、新規事

業 分 野として「 電 源 設 備 関 連

マーケット」にフォーカスした「グ

リーン・ファシリティー部」の事業

が本格化してきました。

 同部には、新たな付加価値創

造(=ストック収益創出)として取

り組んでいる「メンテナンス関連

業 務 」も 加 え 、展 開を 加 速 。

2017年には同部の収益は単年

度 黒 字 化を果たしました。今 後

は、新たな収益部門としての事業

確立を図っていきます。

EATON UPS

単相(小型)UPS

三相(中・大型)UPS

関連商材

世界のデータセンターで採用されている高い信頼性 重要なIT機器の電源保護で活躍

HPC(High performance computing)の保護で威力を発揮 産機組込みや船舶用等で活躍

周辺盤 蓄電池

PDU ラック

セールスサポート

(9)

基本戦略の概要

 「売上と利益の成長」を本格化させるべく、今後、当社グループが手掛けていく事業領域については、

“成長性”

を基軸とした選択と

集中を図っていく方針を、より徹底していきます。

 この考え方に立って、既存顧客との間で開発が進んでいる新たな市場や、新たに挑戦する新規事業分野なども含めて、すべての

事業を、

「高成長」

「安定成長」

「収益改善」の3つに分類、その上で、より大きな成長性が期待される事業を中心に投資を行っていく

「投資バランス最適化」を推し進めていきます。

 成長が有望視される新市場として、

「オート

モーティブ」 「メディカル」 「インフラ」 「ロボ

ティクス」 「航空宇宙」等の領域開発を積極的

に推し進めていきます。

 引き続き事業ポートフォリオの再構築に取り

組み、安定成長基盤づくりの一翼を担っていき

ます。

IoT

は、当社グループの既存事業

分野においても、新たに開発を進め

ている市場においても、重要な技術と

して急速な広がりを見せています。当

社グループは今後、

IoT

関連分野」

を新規事業として明確に捉え、進出を

強力に推し進めていきます。

自動車業界におけるこれまでの実績を基礎

に、車載関連製品から設備関連製品まで幅

広く取り扱い、国内外の自動車メーカーおよ

び自動車部品メーカーに対する事業拡大を

図る。

塗装色検査装置(測定イメージ) 3D形状計測装置

スイッチング電源をはじめとした高品質・高機

能製品の実績を基礎に、医療の安全性(医療

感染防止)の観点から拡大が見込まれるディ

スポーザブル市場を新たな有力市場として着

目し、新規開拓を図る。

医療用カート スイッチング電源

BEMSやHEMSなどに代表されるスマートグ

リッド市場の可能性に着目し、電力会社・ゼネ

コン・ハウスメーカー等を新たな有力ターゲット

と捉え、インフラとマイクログリッドの両面展開

による事業創造を図る。

PCボード 産業用カスタムPC

今後様々な分野での参入が見込まれ、進化

発展していくと予想されるロボット産業におい

て、従来の既存製品のみならず、設備関連製

品まで幅広い製品を取り扱うことで事業拡大

を図る。

ロボ・バウアー(可動用光ファイバ) カスタム電源 3Dスキャナー 電線・ハーネス

愛知・岐阜地域は航空・宇宙分野の世界三

大拠点となることが期待され、当社も2016年

11月に稼働した中部工場を中心に航空・宇

宙分野における高機能ハーネスの更なる事業

拡大を図る。

ネットワーク

データセンター

ビッグデータ処理

センサー

ゲートウェイ

ソフトウェア 等

IoT

関連分野における

主なターゲット領域

IoT

デバイス

センサー

アクチュエーター

など

新規事業として、IoT関連分野への進出を強化

ネットワーク

ゲートウェイ

人工知能

(AI)

データセンター

ビッグデータ

処理

ソフトウェア

インターネット

(クラウド)

メンテナンス関連業務の

主なサービス

成長性重視の事業再構築を推進

基本戦略

1

成長性が有望視される新市場開発を推進

オートモーティブ

メディカル

インフラ

ロボティクス

航空宇宙

「電源設備関連事業」を新たな収益部門として確立

UPSシステムの特徴

電源設備関連マーケットにおけるワンストップソリューション体制の構築

UPSシステムの販売

導入コンサルティング&

技術サポート

保守メンテナンス

設計&エンジニアリング

(製品カスタマイズを含む)

3Dスキャナー 電線・ハーネス

 前中期経営計画からの積極

的な営業開拓が奏功し、新規事

業 分 野として「 電 源 設 備 関 連

マーケット」にフォーカスした「グ

リーン・ファシリティー部」の事業

が本格化してきました。

 同部には、新たな付加価値創

造(=ストック収益創出)として取

り組んでいる「メンテナンス関連

業 務 」も 加 え 、展 開を 加 速 。

2017年には同部の収益は単年

度 黒 字 化を果たしました。今 後

は、新たな収益部門としての事業

確立を図っていきます。

EATON UPS

単相(小型)UPS

三相(中・大型)UPS

関連商材

世界のデータセンターで採用されている高い信頼性 重要なIT機器の電源保護で活躍

HPC(High performance computing)の保護で威力を発揮 産機組込みや船舶用等で活躍

周辺盤 蓄電池

PDU ラック

セールスサポート

(10)

Overview of Basic Strategies

基本戦略の概要

 国内製造子会社2社の当社への合併、生産部門の統合(新たな基幹工場として中部工場を新設)などによって、オリジナル製

品の開発力を一層強化していくための体制が着々と整っています。こうした基盤のもと、オリジナル製品売上高比率30%の早

期達成を目指し、当社が得意とするニッチリッチ市場に向けた事業ユニットを順次増やしていく取り組みを進めていきます。

 かつて当社グループの事業体質は、半導体設備産業への依存度が高く、これが収益の大きな不安定要因となっており、海外

ビジネスも同様の状況にありました。これまでの取り組みにより電子機器・部品関連中心の事業構造への転換が進み、海外売

上高は2013年をボトムに、着実な増加を続けています。今後も、さらに地域に密着した展開を推し進め、事業拡大を図ります。

耐水・耐圧コネクタ

チップソーター(LSI)

電線・ハーネス

ウェーハ面取機 スクライブ・ブレイク装置(LD・LED) スイッチング電源

エージング装置(LD・LED)

コネクタ スイッチング電源 CCD/CMOSカメラ

「事業ユニット」に基づく

強化・拡大戦略を展開

事業ユニットを増やす

各事業ユニットの規模を

拡大する

仕入先との連携による

ラインナップ強化を図る

(1ユニット当たり10∼20億円を目指す)

地域に密着した

ビジネス展開を目指す

窒化ガリウムパワートランジスタ LED・光学素子

ウェーハ面取機 ウェーハ片面研磨機 スクライブ・ブレイク装置(LD・LED) テスター(LD・LED)

ローカル企業との取引拡大

電子部品ビジネスの拡大

アウトーアウトビジネスの拡大

地域独自のビジネス推進

ネットワークの拡充

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2020

20.4

23.2

22.2

22.4

24.8

24.0

24.2

8,382

7,732

8,685

10,721 10,785

2017

12,531

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2020

16.3

19.5

24.1

20.2

18.0

16.5

15.8

オリジナル製品売上高

(百万円)

オリジナル製品売上高比率

(%)

海外売上高

(百万円)

海外売上高比率

(%)

9,783

7,280

6,283 6,382

6,814

7,310

2017

10,056

オリジナル製品開発の強化

基本戦略

2

海外ビジネス展開の強化

基本戦略

3

オリジナル製品売上高と同比率の推移

主なオリジナル製品

海外売上高と同比率の推移

海外ビジネスで拡大傾向にある主な製品

戦略ポイント

戦略ポイント

海外売上高比率

2020年

30

%を目指す

オリジナル製品売上高比率

2020年

30

%を目指す

8,255

(11)

基本戦略の概要

 国内製造子会社2社の当社への合併、生産部門の統合(新たな基幹工場として中部工場を新設)などによって、オリジナル製

品の開発力を一層強化していくための体制が着々と整っています。こうした基盤のもと、オリジナル製品売上高比率30%の早

期達成を目指し、当社が得意とするニッチリッチ市場に向けた事業ユニットを順次増やしていく取り組みを進めていきます。

 かつて当社グループの事業体質は、半導体設備産業への依存度が高く、これが収益の大きな不安定要因となっており、海外

ビジネスも同様の状況にありました。これまでの取り組みにより電子機器・部品関連中心の事業構造への転換が進み、海外売

上高は2013年をボトムに、着実な増加を続けています。今後も、さらに地域に密着した展開を推し進め、事業拡大を図ります。

耐水・耐圧コネクタ

チップソーター(LSI)

電線・ハーネス

ウェーハ面取機 スクライブ・ブレイク装置(LD・LED) スイッチング電源

エージング装置(LD・LED)

コネクタ スイッチング電源 CCD/CMOSカメラ

「事業ユニット」に基づく

強化・拡大戦略を展開

事業ユニットを増やす

各事業ユニットの規模を

拡大する

仕入先との連携による

ラインナップ強化を図る

(1ユニット当たり10∼20億円を目指す)

地域に密着した

ビジネス展開を目指す

窒化ガリウムパワートランジスタ LED・光学素子

ウェーハ面取機 ウェーハ片面研磨機 スクライブ・ブレイク装置(LD・LED) テスター(LD・LED)

ローカル企業との取引拡大

電子部品ビジネスの拡大

アウトーアウトビジネスの拡大

地域独自のビジネス推進

ネットワークの拡充

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2020

20.4

23.2

22.2

22.4

24.8

24.0

24.2

8,382

7,732

8,685

10,721 10,785

2017

12,531

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2020

16.3

19.5

24.1

20.2

18.0

16.5

15.8

オリジナル製品売上高

(百万円)

オリジナル製品売上高比率

(%)

海外売上高

(百万円)

海外売上高比率

(%)

9,783

7,280

6,283 6,382

6,814

7,310

2017

10,056

オリジナル製品開発の強化

基本戦略

2

海外ビジネス展開の強化

基本戦略

3

オリジナル製品売上高と同比率の推移

主なオリジナル製品

海外売上高と同比率の推移

海外ビジネスで拡大傾向にある主な製品

戦略ポイント

戦略ポイント

海外売上高比率

2020年

30

%を目指す

オリジナル製品売上高比率

2020年

30

%を目指す

8,255

(12)

Overview of Basic Strategies

基本戦略の概要

生産部門の統合強化

基本戦略

5

 新生・ダイトロン株式会社の誕生に先立ち、2016年11月、グループの新たな基幹工場として「中部工場」が竣工、稼働開始し

ました。これにより、電子機器・部品関連と製造装置関連の2つの生産部門の統合が順次進み、技術融合や製造プロセス管理

の統一化などによって、新技術・新製品創出、生産効率向上など新たなシナジーも期待されます。

 商社の情報・ノウハウとメーカーの技術開発力を

融合し、最大限の成果を出していくための組織とし

て、「社内カンパニー体制」を敷いています。また、

海外事業については、海外子会社を統括する「海

外事業本部」を新たに設けました。そして、「管理

本部」がこれらの後方支援を行いながら、“成長

性”を重視した経営を徹底して追求していきます。

2カンパニー・2本部体制による経営

 新生・ダイトロン株式会社が目指す新たな「製販

融合路線」の経営では、まさに、

「製」

(メーカー機

能)と「販」

(商社機能)双方の強みを融合するような

人材力強化を目指しています。具体的には、右図のよ

うに、製・販両人材の交流、グローバル人材やローカ

ル人材の育成を通じて人材活性化を図り、オリジナル

製品や新技術の開発力向上へとつなげていきます。

人材交流・情報交流により組織の力を最大化

IoT

IoT/M2M展 インターフェックス展示会Medical AutoMotiveカーエレクトロニクス技術展

国内外における展示会の展開強化

海外におけるネットワーク拡充

「中部工場」の取り組み状況

完成度の高い製品、量産品、航空機

関連、自動車関連など、高い技術力

や品質が求められる製品を中心に、

中部工場への生産集約を順次行っ

ていきます。

開発においても中部工場が中核とな

り、国内外の技術部門との横連携や

情報の共有化を図っていきます。これ

により、技術開発におけるシナジーの

最大化を目指します。

中部工場が位置するのは中日本であ

る「 愛知県一宮市 」。交通至便でか

つ、東西日本のほぼ中央に位置する

ことから、今後、

「基幹工場」として機

能していく上でも最適の立地に立ち

上げることができました。

 新生・ダイトロン株式会社の誕生により、今後、技術開発力や新製品開発力が一層強化され、製品の付加価値向上とライン

ナップ拡充が進んでいくことが期待されます。当社グループはこれに呼応して、国内外の販売ネットワークの拡充や、展示会の

展開強化など既存市場におけるプレゼンス強化、さらに提案機会の拡大による新規取引の創出に努めていきます。

生産集約の流れ

技術シナジー

電子機器・部品関連生産体制

2016年11月∼稼働

装置関連生産体制

2018年の稼働開始

を目指す

シナジーの

最大化

技術部門間の横連携

東西日本の ほぼ中央に位置

(

)

中部工場

国内外の工場

中部工場

中国(上海)

中国(深圳)

中国(香港)

台湾(台北)

インド(調査中)

タイ

(バンコク)

フィリピン(マニラ)

ベトナム(調査中)

マレーシア

(ペナン)

マレーシア

(クアラルンプール)

韓国(ソウル)

米国(オレゴン)

米国(ネブラスカ)

マーケティング力&営業力の向上

基本戦略

4

組織力&人材力の強化

基本戦略

6

人材力強化

福岡

熊本

広島

大阪

神戸

京都

名古屋

金沢

静岡

松本

横浜

国立

東京

宇都宮

茨城

営業所

営業所+物流センター

※ 囲みのエリアは、 今後の拠点新設を 検討中

基幹工場として最適な立地

製造の中核拠点へ

開発の中核拠点へ

1

第 期

2

第 期

東日本エリア

西日本エリア

組織力強化

海外拠点(子会社含む)

調査中の拠点

国内におけるネットワーク拡充

グローバル人材の育成

製・販両人材の交流

ローカル人材の育成

管理本部

M&Sカンパニー

D&Pカンパニー

海外事業本部

Marketing & Sales Development & Production

海外子会社

製・販の技術・情報を融合し、オリジナル製品・新技術の開発力を高める

ジョブローテーションやキャリアパス制度による人材交流の活性化

汎用半導体

商品の取扱い

を拡大

顧客の設計・

企画の段階から

アプローチ

顧客層の

拡充による

Daitronブランドの

提案機会の拡大

商品ラインナップ拡充による

(13)

基本戦略の概要

生産部門の統合強化

基本戦略

5

 新生・ダイトロン株式会社の誕生に先立ち、2016年11月、グループの新たな基幹工場として「中部工場」が竣工、稼働開始し

ました。これにより、電子機器・部品関連と製造装置関連の2つの生産部門の統合が順次進み、技術融合や製造プロセス管理

の統一化などによって、新技術・新製品創出、生産効率向上など新たなシナジーも期待されます。

 商社の情報・ノウハウとメーカーの技術開発力を

融合し、最大限の成果を出していくための組織とし

て、「社内カンパニー体制」を敷いています。また、

海外事業については、海外子会社を統括する「海

外事業本部」を新たに設けました。そして、「管理

本部」がこれらの後方支援を行いながら、“成長

性”を重視した経営を徹底して追求していきます。

2カンパニー・2本部体制による経営

 新生・ダイトロン株式会社が目指す新たな「製販

融合路線」の経営では、まさに、

「製」

(メーカー機

能)と「販」

(商社機能)双方の強みを融合するような

人材力強化を目指しています。具体的には、右図のよ

うに、製・販両人材の交流、グローバル人材やローカ

ル人材の育成を通じて人材活性化を図り、オリジナル

製品や新技術の開発力向上へとつなげていきます。

人材交流・情報交流により組織の力を最大化

IoT

IoT/M2M展 Medicalインターフェックス展示会 AutoMotiveカーエレクトロニクス技術展

国内外における展示会の展開強化

海外におけるネットワーク拡充

「中部工場」の取り組み状況

完成度の高い製品、量産品、航空機

関連、自動車関連など、高い技術力

や品質が求められる製品を中心に、

中部工場への生産集約を順次行っ

ていきます。

開発においても中部工場が中核とな

り、国内外の技術部門との横連携や

情報の共有化を図っていきます。これ

により、技術開発におけるシナジーの

最大化を目指します。

中部工場が位置するのは中日本であ

る「 愛知県一宮市 」。交通至便でか

つ、東西日本のほぼ中央に位置する

ことから、今後、

「基幹工場」として機

能していく上でも最適の立地に立ち

上げることができました。

 新生・ダイトロン株式会社の誕生により、今後、技術開発力や新製品開発力が一層強化され、製品の付加価値向上とライン

ナップ拡充が進んでいくことが期待されます。当社グループはこれに呼応して、国内外の販売ネットワークの拡充や、展示会の

展開強化など既存市場におけるプレゼンス強化、さらに提案機会の拡大による新規取引の創出に努めていきます。

生産集約の流れ

技術シナジー

電子機器・部品関連生産体制

2016年11月∼稼働

装置関連生産体制

2018年の稼働開始

を目指す

シナジーの

最大化

技術部門間の横連携

東西日本の ほぼ中央に位置

(

)

中部工場

国内外の工場

中部工場

中国(上海)

中国(深圳)

中国(香港)

台湾(台北)

インド(調査中)

タイ

(バンコク)

フィリピン(マニラ)

ベトナム(調査中)

マレーシア

(ペナン)

マレーシア

(クアラルンプール)

韓国(ソウル)

米国(オレゴン)

米国(ネブラスカ)

マーケティング力&営業力の向上

基本戦略

4

組織力&人材力の強化

基本戦略

6

人材力強化

福岡

熊本

広島

大阪

神戸

京都

名古屋

金沢

静岡

松本

横浜

国立

東京

宇都宮

茨城

営業所

参照

関連したドキュメント

(支部別順不同) 平成30年11月30日現在 № 支部名 事業者名 1 千代田 有限会社上州屋運送店 2 千代田 東京エフ・エル・サービス株式会社 3

34ガス業 東邦ガス株式会社 http://www.tohogas.co.jp/ 36水道業 東京都水道局

国内連結子会社 ・八戸東洋株式会社 ・甲府東洋株式会社 ・フクシマフーズ株式会社 ・宮城東洋株式会社

発行済株式総数 に対する所有株 式数の割合(%) 株式会社三菱東京UFJ銀行 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号

発行済株式総 数に対する所 有株式数の割 合(%) 株式会社三菱東京UFJ銀行 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号

株式会社ケイテックパートナーズ ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン 株式会社 KLab Venture

株式会社エンルート NPO 観光情報流通機構 株式会社OS TRUST 関西電力株式会社

西尾土地株式会社 西日本不動産開発株式会社 株式会社日貿信 株式会社日経コンサルタント